ささきクリニック
循環器内科の専門医が下の血圧と冠動脈の関係を解説します
ささきクリニックです。
日頃から健康診断やご家庭での血圧測定で、数値を確認されている方も多いのではないでしょうか。
血圧を測る際、一般的には「上の血圧(収縮期血圧)」の高さに注目が集まりがちです。しかし、心臓自身の健康と全身の血液循環を守る上では、「下の血圧(拡張期血圧)」と血管の弾力性が非常に大切な意味を持っています。
「血圧と動脈硬化はどう関係しているのか」「なぜ下の血圧まで気にかける必要があるのか」、今回はその仕組みを医学の知識として分かりやすく解説します。
しなやかな大動脈が下の血圧を作り出す仕組み
心臓のメインポンプである左室から力強く送り出された血液は、体の中で最も太い幹線道路である大動脈を通ります。
健常な大動脈はゴムのように柔軟なしなやかさを備えており、心臓が収縮して血液を押し出すときに大きく広がり、心臓が休む拡張期に自然と元の太さへと縮みます。
この「元に戻ろうとする縮む力」が血管内の圧力を保ち、心臓が休んでいる間も血液を前へと送り続けます。これこそが、私たちが測定している「下の血圧(拡張期血圧)」の正体です。
動脈硬化で大動脈が硬くなると何が起こるのか
しかし、加齢や長年の生活習慣の乱れなどによって大動脈に動脈硬化が起こると、血管壁のしなやかさが徐々に失われ、硬くなってしまいます。
硬くなった大動脈は心臓が血液を押し出すときに十分に広がることができず、心臓が休む拡張期に元へ戻る力も弱まります。その結果、拡張期に血管内の圧力を維持するクッション作用がうまく働かなくなり、大動脈の中の「下の血圧」が低下してしまうという現象が生じます。
「上の血圧が高く、下の血圧が低い」「上下の差が以前より開いてきた」という状態は、まさに大動脈の動脈硬化が進み、血管のしなやかさが失われているサインの一つです。
下の血圧低下が冠動脈と心臓のポンプ機能に及ぼす影響
心臓は全身に血液を送り出す臓器ですが、心臓自身の筋肉(心筋)も休むことなく拍動を続けるために、酸素と栄養に富んだ血液を常に必要としています。その命綱となる血管が冠動脈です。
冠動脈の血流は、まさに心臓が拡張しているときの「下の血圧」によって支えられています。大動脈の動脈硬化によって下の血圧が低下すると、冠動脈へ血液を送り込む推進力が弱まり、心筋への血流が不足しやすくなります。
血流が滞って心臓がエネルギー不足に陥ると、心臓本来の力強いポンプ機能そのものが低下してしまうことにもつながります。動脈硬化と血圧の乱れは、心臓の働き全体に深い影響を与えているのです。
まずは知識としてご自身の血管の状態に関心を
動脈硬化は自覚症状がないまま静かに進行するため、日頃からの血圧測定と数値の確認が何よりの予防と早期発見につながります。
尼崎市のささきクリニックでは、日本循環器学会認定循環器専門医および日本内科学会認定内科専門医が在籍し、高血圧をはじめとする動脈硬化の管理から一般内科疾患まで幅広く対応しています。ご自身の血圧の傾向や血管の健康について気になる点がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
※血圧管理やお薬の服用については自己判断で変更・中断せず、必ず医師にご相談ください。
休診日:日曜、祝日
訪問診療:13:00~15:00 月~土曜
| 名称 | ささきクリニック |
|---|---|
| フリガナ | ササキクリニック |
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| ファックス番号 | 06-4868-5551 |
| 営業時間 |
休診日:日曜、祝日 |
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| 開業日 | 2004年07月01日 |
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