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男と女の「おかしな!?」ハナシ

からだと心 LGBT

LGBTの人は日本人の約8%。13人に1人いる

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

からだと心 LGBT

今回のつぶやき主は中学校の先生のケンジさん。
職場でLGBTの講習を受けました。
ケンジ: 正直、話を聞くまでは偏見を持っていたけど、今日の話は聞いて本当によかったよ。
ショウコ: 「LGBTの人は日本人の約8%。13人に1人いる」ってことは、クラスに3人はいるって感じよね。
アケミ: 日本人の中の、AB型の人の割合と同じだって。
ケンジ: 実は、学生時代の男の友達が彼氏を作って、結婚したいからって仕事辞めて同姓婚が認められている国に行っちゃったんだよね。
 おばさん泣くしさ。
 自分のわがままでなんてことをするんだって、すごく腹が立ってメールアドレスも消しちゃったんだ。
ショウコ: 講師の先生が、性自認(体の作りに関係なく自分が男女どちらの性と認識するか)や性的指向(男女どちら性の人を好きになるか)は、自分の好みで選べるものじゃなくて、持って生まれたものだって言ってたね。
アケミ: 私は自分を女だって思っているし、男性を好きになったけど、そうなろうと思ったわけじゃなくて自然にそうなったし、これを変えろと言われても絶対に無理。
 同じように、同姓を好きな人や、体と心の性が違う人も、それを変えろって言われても無理ってことか。
 う~ん、今まで気づかなかったわ。
ショウコ: それに、そういう人って本当にごくごくまれで自分の周りにはいないと思っていたけど、「クラスに3人いて普通」ってことは、あたりまえに周りにいっぱいいるってことよね。
 考えたことなかったな~。
ケンジ: きっと、言い出せなくてそれを隠して生きているんだろうな。
 さっき言った友達も中高と一緒だったのに全く気づかなかったよ。
◆ケンジのつぶやき・・・調べたらあいつの連絡先、わかるかな。
謝りの連絡をいれてみよう。今思えばかなりひどいこと言ったよ。
許してくれるかなぁ。
◆アケミのつぶやき・・・秋に行く修学旅行のお風呂、単に男女で分けていたけれど、もう少し考えなきゃ。
講師の先生が言われていたように、LGBTだけじゃなくそもそも体調が悪くてみんなと一緒に入りたくない人もいるはずだしね。
◆ショウコのつぶやき・・・講師の先生の、「女子の制服にスラックスタイプも選択肢に入れることで、『体が女性、心が男性』の子だけでなく、『体が男性、心が女性』の子のストレスも緩和できます」というアドバイスは、取り入れやすい対策なのでありがたかったわ。
「本当は制服無しにするか、性にかかわらず着られるデザインにするといい」とのこと。
そういうことも念頭に置いておかなくっちゃ。

*LGBTとは、性的マイノリティであるレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をあわせたもの。
ミニ知識
大阪大は24日、心と体の性が一致しないなどの性的少数者への差別をなくそうと、全ての教職員や学生を対象に、性の多様性を尊重することを掲げた基本方針を策定したと発表した。
具体策の一つとして、性別を問わずに利用できる「オールジェンダー」のトイレ表示も作製。
多目的トイレに掲示するほか、学外での活用も呼びかける。
阪大は「国立大での策定は珍しい」としている。
基本方針は西尾章治郎学長名で19日に策定。
男女のどちらに恋愛感情を抱くかという「性的指向」と、自分が男女のどちらだと思うかを示す「性自認」の多様性と権利を認め、個性と能力が発揮できる環境の整備に取り組む、としている。
3月に学内で性的少数者への配慮を考えるセミナーを開いた際、参加者から「トイレが使いにくい」などの声が出たため、検討を進めたという。

(読売新聞 2017年07月25日朝刊より)

横からちょっと言わせて

神戸大学名誉教授・前附属病院薬剤部長<br>生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
神戸大学名誉教授・前附属病院薬剤部長
生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
胎児の初期では男も女も外形は女性型だそうです。
つまり、人間の基本形は女性であり、男性ホルモンが加わることによって男性型になるんだと。
だからLGBTも女性形が多いというのも納得できます。
女性のほうが長生きだし、より自然なんですね。
生物学的な性別と、社会的性別と、自覚的性別が一致している場合は特に問題はないわけですが、元来人間は両性の要素を持っています。
性を分けるホルモンも、基本的な構造は同じで、ほんの少し分子構造が違うだけです。
ですから、男性も女性ホルモンを作っていますし、女性も男性ホルモンを作っていて、それらのバランスの上に我々の健康な生活が成り立っているわけです。
私たちの体内にあるホルモンの量はとても微量なので、本当に微妙な調節の上に我々はいるわけです。
なので、ほんの少し量が変化しただけで、性差というものが曖昧になってしまうのも無理からぬことでしょう。
それに加えて、社会的な要因が加わり、ストレスの影響なども勘案しないといけないでしょう。
それほど性差というものは微妙なわけで、そうすれば心身の不一致、というものも少なくないことは容易に想像できます。
どうも医学・生理学的な説明になってしまって恐縮ですが。
一般的に人は自分と違うもの・自分の理解の範疇に入らないものに対しては、否定的であり時として攻撃の姿勢をとってしまいます。
血縁社会で狩猟採集生活をしていた時代ならともかく、今は知識や情報があるのですから、原人のような反応をするのは、現代社会人としてどうかなと思います。
「違う」ことをきちんと理解し受け入れるのが、成熟した社会、誰もが自分らしくあることができる世の中、ということでしょう。
原稿担当 : NPO法人 あなたらしくをサポート(愛称:らしーく)
イラスト : 林やよい

※このイラストを利用されたい場合は「NPO法人あなたらしくをサポート」nporasiku@gmail.com までご連絡ください。

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