【南海トラフ巨大地震に関する被害想定】

　国の南海トラフ巨大地震に関する被害想定について、昨年8月29日の人的・物的被害等の公表に続き、「施設等の被害」と「経済的な被害」の想定結果が公表されました。
　尼崎市においては、今後、兵庫県が来年度に行う南海トラフ巨大地震に関する独自の被害想定の結果を踏まえ、地域防災計画の充実を図っていきます。

1　今回の公表内容（概要）

　(1)　想定結果の性格
　南海トラフ巨大地震は最新の科学的知見に基づく最大クラスの地震を想定したものであり、発生頻度や発生確率は算定できず、千年に一度あるいはそれよりももっと低い頻度で発生する地震である。
　発生頻度は低いものの、被害の様相や概ねの規模を認識・共有し、効果的な対策を検討するための推計であり、被害量を確実に減じるため防災・減災対策を講じていく。

　(2)　想定の内容
　南海トラフ巨大地震が発生した場合の被害の全体像を俯瞰するとともに、可能な限り詳細な被害状況を明らかにする観点から、「施設等の被害」と「経済的な被害」に分類した上で、それぞれ、地震時に発生する可能性のある事象を幅広く想定した「被害の様相」を作成するとともに、定量化が可能な一部の項目について「定量的な被害量」を推計した。

公表内容の詳細については、内閣府防災情報のページをご覧ください。
　　　http://www.bousai.go.jp/nankaitrough_info.html