「振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺」の被害防止
～「電話番号が変わった」という電話は詐欺～
～「カードを預かります」という電話は詐欺～

オレオレ詐欺とは、
子どもや孫のほか、警察官になりすまして電話をかけ、「職場のお金の使い込み」「不倫に伴う示談金」「犯罪に利用された口座の凍結防止」などの名目で、現金やキャッシュカードをだまし取る手口をいいます。

【息子かたり】
・電話番号が変わった
・会社のお金を使い込んでしまった
・電車にカバンを忘れた。その中に会社の小切手があり弁償しなければならない
・友人、会社の同僚にお金を取りにいかせる

【警察官かたり】
・口座を凍結するので、現金を引き出しておいてください
・キャッシュカードを預かりに伺います
・すぐに暗証番号を変える必要があります。暗証番号を教えてください

防犯ポイント
・家族で合い言葉を決めておきましょう
・警察官や銀行協会職員が、通帳やキャッシュカードを預かったり、口座の暗証番号を尋ねることは絶対にありません
・留守番電話を活用し、録音内容を確認してから対応しましょう
・お金を要求されたら、かならず警察に相談しましょう
・不審な電話は、すぐに１１０番又は最寄りの警察署、＃９１１０番に連絡を！

１１０番通報制度は、昭和２３年に東京、大阪などの８大都市で始まりました。発足当初、１１０番は東京だけで、大阪、京都、神戸などは１１１０番、名古屋は１１８番と全国バラバラの番号でしたが、昭和２９年に現行の１１０番に統一されました。

なぜ１・１・０？
「警察通報用電話」の番号を１１０番に統一したのは、
・素早くかけられる　ダイヤルを回すとき、ストッパーまでの距離が一番短い「１」を多く使う。
・間違いにくい　ダイヤルを回すとき、ストッパーまでの距離が一番長い「０」を使う。
・覚えやすい　３桁の番号にする。
ということを考えて「１１０番」になりました。

１１０番は、事件・事故にあわれた方、目撃された方から、いち早く警察に通報していただく緊急通報電話です。
緊急の対応を必要しない問合せ、相談などは県警なんでも相談電話「＃９１１０」の利用をお願いします。
いたずら電話は、緊急な事件・事故の対応に支障をきたしますので、絶対にしないでください。
携帯電話からの通報は、通報場所の確認に時間を要したり、電波状態が悪く、途中で途切れてしまうことがあるので、次のことに気を付けて通報をお願いします。
・通報場所の地名、目標物となる著名な建物、交差点名などを確認する。
・通報場所から離れない。
・車を運転しながらの通報はしない。
・現場などを再確認するため、警察から折り返し電話をする場合があるので、電源を切らない。
・高速道路上で通報する場合は、安全な場所に移動してから通報する。