「がん（悪性新生物）」「心疾患（急性心筋梗塞）」「脳卒中」。
これら3つの病気を総称して「三大疾病」と呼ばれており日本人の死亡順位ワースト3を占めています。
三大疾病は、日本人の死因の上位を占めている上に、他の病気と比べて治療費や介護費用が高額になる
傾向にあります。
また治療が長引くことで、医療費がかかるだけでなく、罹患前と同様に働けなくなる可能性があり、
収入の減少や、最悪の場合、収入が全くなくなってしまうことが予想されます。
厚生労働省の調査によると要介護状態になる主な原因の１位は脳卒中（脳血管疾患）となっており、
要介護状態になる人のうち18.5％が脳卒中（脳血管疾患）を主な原因となっています。
そういった三大疾病の経済的リスクに対しては、死亡保険や医療保険だけではカバーしきれないケースも
出てくるため、三大疾病の経済的な備えに特化した「三大疾病保険」で備えている方も多いと思います。
そんな、恐ろしい三大疾病になってしまった時に、保険は心強い味方です。

しかしながら！！
三大疾病保障保険とはいっても、【三大疾病になれば必ず保険金を受け取れるわけではない】という点には
注意が必要です。

なぜなら！！
三大疾病を保障する保険は多岐に渡っており、保険金が支払われる保障範囲・条件も保険会社・商品によって、
ずいぶん違いがあります。
皆様がご加入中、またはご検討中の三大疾病の定義は！！

【がん】【急性心筋梗塞】【脳卒中】ですか？
【がん】【心疾患】【脳血管疾患】　ですか？

「がん」の保障は、基本的には悪性がんが支払い対象です。
保険会社によっては、加えて上皮内新生物も支払い対象としてくれるところもあります。

図①「急性心筋梗塞」の保障の場合、基本的には心筋梗塞のみの保障ですが、対象の病気の範囲を広げて、
心疾患と謳っているところもあります。
ちなみに急性心筋梗塞は心疾患のうち２・７％となっています。

図②「脳卒中」の保障はどうでしょうか？こちらは基本的にはくも膜下出血、脳内出血、脳梗塞が対象です。
保険会社によっては、脳血管疾患として対象の病気を広げているところもあります。

このように三大疾病の定義が異なるため、診断書の病名が違うことで保障の対象から外れてしまう
場合があります。
他にも入院日数・手術の有無・労働制限期間・後遺症など給付の条件は保険会社・商品により異なります。

すでに保険に加入されている方は、どのような状態になったら保険金を受け取れるのか？
一度内容を確認しておくことをおすすめします。

ほけんのSOSセンターでは、ファイナンシャル・プランニング技能士による無料保険相談を行っております。
気になる方は一度ご相談くださいませ。