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男と女の「おかしな!?」ハナシ

おトクな街?ソンな街?

子育てしやすい街

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

おトクな街?ソンな街?

今回のつぶやき主は、マキコさん。
来年結婚する兄のショウタさんと、
住む街について話しています。
マキコ: お兄ちゃん、いよいよやね。
     ミホさんと結婚してから住むところは、もう決めたの?

ショウタ: お互いの通勤に便利な沿線だったら、何市でもいいかな~って思ってる。
     寝に帰るだけだから、どこに住んでも変わらないやろ。

マキコ: いや、違うらしいよ。
     友達のエイコのところは、子どもがもうすぐ1歳だから、保育所を探してるんだけど、
     待機児童がメチャクチャ多い市みたいで、職場復帰は無理かも・・・って言ってたよ。

ショウタ: えっ、それは大変やなぁ~。
     子どもが生まれてからのことまで、考えてなかったで。
マキコ: 子どもの医療費も、市によって違うらしいよ。
     北海道の南富良野町みたいに、22歳まで無料の町もあるって。
     関西では、大阪市や箕面市が、高校まで無料にする予定だってニュースで言ってたし。

ショウタ: 医療費が無料になる年齢って、日本中一緒じゃないんか!!
     ちゃんと調べておかないと、ソンするなぁ~。

マキコ: 子どもができてから、引っ越しするって考え方もあるけど、
     それぞれの市がどんなのかを知っておくのは悪くないよね。
     ミホさんと相談しながら、考えたら?

ショウタ: おう、ありがとうな~。
◆マキコのつぶやき・・・
情報って、そのことに興味が無ければ目に入ってこないもんね。
友達から聞いていたことが、少しはお兄ちゃんの役に立ったかな。
子育てしやすい街かどうかって、女性だけの問題みたいに報道されているけれど、男もしっかり考えないとアカンことやからね。

◆ショウタのつぶやき・・・
マキコの情報量には、驚いたなぁ。
いや、俺が知らなさすぎるだけか?
子育て世帯に住み続けて欲しいから、各自治体は「子育てしやすい街」を目指して、あれこれ考えている訳か。
マキコに聞いた後でちょっと検索しただけで、新婚世帯家賃助成金なんてのもあるってことが分かったしな。
不動産屋のサイトだけじゃなく、住む可能性のある市のホームページぐらいは見ておいた方がいいなぁ。
ミニ知識   
 
「関西の子育てしやすい街の一例」
 
【大阪市 http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/seisakukikakushitsu/0000340050.html
こども医療費助成について、現在15歳(中学校修了)までとしている対象年齢を、18歳までとする拡充にむけ、平成28年度予算にこの対象者拡充に伴うシステム改修に要する経費の一部をもりこみ、平成29年11月診療分からの実施をめざして取り組んでまいります。

【箕面市 https://www.city.minoh.lg.jp/iryouseido/houdou/160829houdou/documents/kakudai.pdf
平成29年4月から、子どもの医療費助成制度の対象年齢を全国でもトップクラスの水準に大幅拡大する条例改正案を、9月議会に提案します。

【明石市 https://www.city.akashi.lg.jp/kodomo/ikusei_shitsu/kodomo-kyoiku/kosodate/hoikujo/kijungaku.html
平成28年9月分の保育料から、第1子の年齢や保護者の所得に関わらず、第2子以降の保育料を無料にします。

【伊丹市 http://www.city.itami.lg.jp/LIFE_EVENT/KOSODATE/1393210931404.html
市では、24時間年中無休で看護師や医師らに健康や医療に関する相談ができるフリーダイヤル(通話料・相談料無料。携帯電話からも利用可)を行っています。
「気になる症状や病気のことで悩みがある」「応急手当はどうすればいいのか」「どこの医療機関に行ったら良いか」「こどもの気になる癖やトイレットトレーニング、食事についてききたい」「妊娠中の健康について相談したい」など、ご相談内容に応じて、看護師・医師らが分かりやすくアドバイスします。

横からちょっと言わせて

神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長<br>生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長
生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
結婚・妊娠・出産・育児、これって女性だけの仕事ではないですよね。
ということは現在社会一般で認められている(一部には旧態依然とした「男は仕事、女は家事育児」に凝り固まった人もいますが、今どきそんなこと公言したら化石のように見られますからね)わけですが、具体的な方策について積極的に考えている男性はまだまだ少ないでしょう。
子供が生まれて顔を見てから考える、という感じが多いんじゃないかと思います。
共働きで出産後も職場復帰が当たり前、となると、子供の面倒は誰が・どうみるか。
保育所に預けるとしたら、病気になったときどうするか。
保育所を卒業した後、小学校での放課後をどうするか。解決すべき問題はたくさんあります。
早い時期から夫婦で考え準備しておくとともに、家族が離れている場合には地域での「保育ママ」などのシステムの活用、ベビーシッター等のバックアップ態勢についても情報を持っている必要があります。
個人で集めることは可能でしょうが、公的な支援として、ワンストップで様々な情報を教えて貰えるところがあれば大いに助かります。
少子化が問題視されていますが、お母さんが家庭に入って子育てに専念すればよい、では解決しないことは明らかなのに、実際は体制整備が遅れているように思われます。
当たり前の対応でしょ、と思う自治体の取り組みが、「進んでる」と取り上げられること自体がヘンだなあと思うのですが。
いっぽう、我々自身の中にも「三歳児神話」みたいな刷り込みがあって、何処かで邪魔しているのかもしれないなと思う今日この頃です。
原稿担当 : NPO法人 あなたらしくをサポート(愛称:らしーく)
イラスト : 林やよいさん
 

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