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ちゃりんこママのいいとこいっぱい【アマ巡り】

塚口サンサン劇場でのイベントへ行ってきました!

塚口サンサン劇場に映画「円卓」の上映&行定勲監督の舞台挨拶がございました!

ちゃりんこママのいいとこいっぱい【アマ巡り】は、まいぷれに掲載されたイベントに、尼崎在住のちゃりんこママkatotinが突撃取材し紹介していくコーナーです
8月9日(土)塚口サンサン劇場で芦田愛菜主演の映画「円卓」が公開されると聞いて行ってきました。
台風直撃ですごい雨でしたが、せっかくなので朝一番の開演に!
チャリンコ…は使わず、さすがに交通機関で向かいました!( `ー´)ノ
面白そうな映画がいっぱい
面白そうな映画がいっぱい
円卓は、こっこ(芦田愛菜)両親と3つ子の姉と祖父母の8人で大阪にある狭い団地に暮らしていて、居間に置いた「円卓(中華料理店にある丸くて料理がくるくる回る食卓)」を囲んで団らんする仲良し家族で、末っ子のこっこは家族からとても愛されているが、普通が嫌で人と違うことがかっこいいと思っている小学生。
関西弁バリバリの愛菜ちゃんが面白い。大阪の象徴?なのか布団カバーが虎や風神雷神であったり、髪の毛を結んでいるゴムが目玉だったりエッ~って思うシーンもありましたが、笑いあり、感動ありで何回か泣いちゃいました。
こっこは気に入った言葉や新しい言葉を覚えたら「ジャポニカ学習帳」に書きとめて言葉を吸収する。この学習帳がまたいい存在で、映画を観終わったら私も買ってみようかなって感じになりました。
お隣に住む同級生、吃音のぽっさんの「う、嬉しなかったら、よ、喜ばんでも、ええ」祖父の「いまじん(想像すること-相手がどう思うか、友達がどう思うか)」の言葉にも重みがあり、様々な経験を通して小学3年生の夏休みで成長する。
自分の小学生の時を思い出して観てしまう映画でした。大人だけでも楽しめますが、夏休みに子どもと観て、全部は理解出来なくても、子どもの何かが変わるかなって思いました。
丁度お昼になったので近くの「ちから餅 塚口店」で昼食をすませてから午後の舞台挨拶を観に行くことに!
人気は8種類の野菜の入った八宝うどんや豚角煮丼。雨に濡れて寒かったのでコシのきいた手打ちのうどんと利尻昆布のお出汁が美味しかったです。
おはぎもおいしそう
おはぎもおいしそう
ミニかつ丼定食
ミニかつ丼定食
舞台あいさつにはたくさんのお客様がいらっしゃっていました
舞台あいさつにはたくさんのお客様がいらっしゃっていました
さすが監督!
あの激しかった雨もすっかりあがり第2回上映後の舞台挨拶に!
「世界の中心で愛をさけぶ」←(すっごい好きでした)の行定勲監督と3つ子役を演じた青山美郷さん。この3つ子がそっくりで本当の3つ子なのかと思っていたのですが、3役を演じたそうです。微妙にほくろの位置が違っていました。
関西出身で19歳の青山さんは、役作りノートを作り3人の行動を何時に起きて何を一番にするかや細々とした生活習慣を記載して何度も見直しながら演技をしたそうで、同時に映るシーンでは3つ子の中で出番の多い朋美を演じて、他の役者が帰ったあとテニスボールを家族や3つ子の目の場所に置き、撮影した音を聞きながらボール相手に一人で演技をして合成したそうですが、あまりにも自然すぎて合成と感じさせないすごさ。
他にも撮影時のエピソードを語ってくれました( ..)φメモメモ
舞台挨拶の始まり
舞台挨拶の始まり
監督と三つ子役の青山さん
監督と三つ子役の青山さん

先着70名の方たち
先着70名の方たち
その後、場所を換えてトークショーに!
先ほどの司会進行と違って今度は観客から質問できます。観客にはジャポニカ学習帳のプレゼントもありました。
子どもの準主役であるぽっさん役の伊藤秀優さんは淡路島出身の5年生。今までエキストラの出演ばかりで役をもらったのは初めてだそう。
質問が飛び交います
質問が飛び交います
監督が原作を読んでこの役を出来る子どもはいないだろう。大人が作った演出のぽっさんでない子どもを探したいと思っていたところ、「居た~」って感じで一目ぼれをしたそうです。背の低い愛菜ちゃんと3年生を演じるため、急いで身長を尋ねたところ5年生にしては背が低く合格!
記念撮影
記念撮影
多数の子ども達を使っているので子どもは夜8時までしか撮影できない。夜のシーンは撮影所の一角に公園を作ったりして撮影をしたり、目に見えない苦労が絶えなかったそうです。
サイン会もありました
サイン会もありました
監督が原作を読んだときは丁度震災の後で世間では「絆」という言葉が飛び交い、その言葉に違和感を感じた。現地の人はそんな言葉を待っているのではない!絆は自分の気持ちを優先しようとしているだけ。人間の想像(いまじん)の欠如を感じ、諸外国との問題を含め意見は変わらなくても考え方が変わってもらえるように、今、自分が作らなければと思ったそう。
そして、上映時間の98%出演する主役は天才子役と言われた愛菜ちゃんしかいない。子どもが出演して大人を引きつけれる魅力があり、関西出身の芦田愛菜ちゃんがOKをくれなければこの映画は作れないと思いオファー。
思っていた通り天才子役で、映画では自然に自分を出して演じているように見えるが、こっこを客観的に見て、「こっこはここでこんな風に考える思う」と考えながら演じ、衣装さんがつけた奇妙な目玉の髪結いゴム(映画を観て変と思ったゴム)にも意味があったようで、愛菜ちゃんは「気持ち悪い」と言うかと思って観察していたら、しばらく考えて「こっこはいろんな所を見たいから目玉を4つもつけて視野を広げているんだね」と周りをギョっとさせたそうです。
原作を読んで原作と違ったとか思わずに、原作をすべて表現するには時間的に無理があり監督が原作を読んで何を選んだか、何を受け取ったかを感じてほしい。
大人の映画なら言葉に説明をつけるが、子どもが主役だから言葉に説明がない。自分が子どもだったころを思い返して何かを感じ取ってほしい。そして子ども達にはこうだからこう思わなければという常識で理解しないで、自分が得たことで成長していってほしいというメッセージを受け取ってほしいそうです。
塚口サンサン劇場では22日まで上映しているので是非観に行ってくださ~い(^_-)-☆


生まれてからず~っと尼崎人。
旦那さんと高校2年生の娘の3人暮らしです。
毎日のように北部と南部を自転車で往復し、時々新しいお店を見つけて寄り道するのが大好きです。
ママ感覚で尼崎のいいところや楽しい事をたくさんお伝え出来たらと思っています。
どうぞ宜しくお願いします。