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ちゃりんこママのいいとこいっぱい【アマ巡り】

ちゃりんこママの突撃!日仏造形美術フェスティバル展

尼崎の寺町で行われた日仏造形美術フェスティバル展に行ってきました。

ちゃりんこママのいいとこいっぱい【アマ巡り】は、まいぷれに掲載されたイベントに、尼崎在住のちゃりんこママkatotinが突撃取材し紹介していくコーナーです。
11月22日、23日、阪神尼崎駅付近の寺院が密集している寺町地区で絵画による展示会「日仏造形美術フェスティバル展」がありました。
一緒にお茶会も行われており、絵画を見るのが好きな私は、お茶会のお菓子につられて大喜びで取材に行ってきました^^

展示会場
展示会場
尼崎実行委員代表 和田さんご夫妻
尼崎実行委員代表 和田さんご夫妻

書道や油絵、様々な作品が並べられていました。お年寄りから子ども連れの若い方までたくさんの方が訪れていました。私は風景画や動物が好きなので立ち止まって鑑賞。久しぶりに眼が至福の時を味わってる・・・そんな気分になってしまいました。私のお気に入りの作品の中から一部をご紹介します。
大覚寺の展示作品
大覚寺の展示作品
法園寺の展示作品
法園寺の展示作品
全昌寺の展示作品
全昌寺の展示作品
Tomo
Tomo

Tresor d'ocean 3
Tresor d'ocean 3
Firenze
Firenze
Composition
Composition
尼崎の作品
尼崎の作品

(社)茶道裏千家淡交会 近畿第3ブロックの青年海外奉仕隊が9月に日本人を見たことのないフランスの地方でお茶のセレモニーを開き、現地の方たちにも好評だったので今回も同じ道具を使ってお茶会を開催していました。
流派に関係なく、くだけたスタイルでたくさんの方に楽しんでもらおうという事でイスが用意され、なんと場所は大覚寺のご好意で能舞台・・・普段、一般の人は上れない場所なのでとてもドキドキ・・・足が振るえ能舞台の上からデジカメを落としてしまいました(;´д`)
茶道具にもこだわりが目立ちます
茶道具にもこだわりが目立ちます
茶道具の主茶碗はフランスに行くために作った物で、外側にはフランスの国旗と国歌、内側には日本の国旗「日の丸」と国歌「君が代」が描かれており、茶釜は富士山をイメージ、杓の台はコルクにフランスの国旗の色の3色紐で結ばれてあり随所に日本とフランスの交流の気持ちが伺われました。

日仏のハーモニー
日仏のハーモニー
掛け軸には家元の筆「松葉古今色」(松葉はずっと緑色をしている=永遠に栄えるを意味している)、掛け軸の下には、エッフェル塔の形をした花瓶と、フランスで購入したお香入れがフランスで開催した時に茶碗を包んで差し上げたのと同じ布の上に置かれ、洋と和がとても調和していました。
芦刈の人形
芦刈の人形
反対側のカマを持っている立っている高さ約150㎝の男の人形は、「芦刈」という能楽の話があり若い夫婦は尼崎で芦を刈る仕事をしていたが貧困で夫は零落し、妻は貴人のところの乳母になりその後出世したが夫が忘れられず尼崎に戻ってきて主人と再開!大覚寺で祭っているその夫の人形でした。

興味津々
興味津々
フランスから来られている画家の方もお茶席に参加し、茶道の基本「おもてなしの心」を学び、道具の説明を聞きながら写真撮影したり、とても興味を持っておられました。お茶を飲んだ時にはいろんな歓声が・・・日本の文化に触れておられました。
お手前に見とれてしまいます
お手前に見とれてしまいます
正客の席の説明
正客の席の説明

私とチャリンコIさんもお茶席に参加・・・お手前がはじまり、まず運ばれてきたお菓子は、葉をイメージした「木枯らし」とフランスの童話からバラを描いた「まほうの水」。お皿は実行委員代表の和田泰明さんが今回のお茶会のために作られたそうです。一応、高校生の3年間茶道を習い、神社で野だてもしたことのある私でしたが、作法を思い出せな~い(^^;)でも、運ばれてきたお茶はとっても美味しく頂きました。終わった後二人で「回すのは2回?3回?戻す?戻さない?」って作法の確認。はじまる前にしとけばよかった(回すのは2回、正面を避けるため、戻すのも2回、正面に戻すためだそうです)
和田さんと・・・
和田さんと・・・
どちらも美味しいです
どちらも美味しいです

日仏造形美術フェスティバル展が開催されたのは、日本とフランスは修好通商条約を結んでおり、今年で150年目・・・交流記念として、パリにある日仏文化協会などの主催で今回の展示会が行われました。
フランス2ヵ所と那覇、日光、尼崎の日本3ヵ所を回る巡回展で、何故尼崎が開催地の一つに選ばれたかというと、展示会尼崎実行委員代表でもある陶芸家 和田泰明さんは代々陶芸を営む和田桐山家の後継者で、昨年8月同家当主の正明さんとともにパリで個展を開いた際、同協会のジャン・マルシャル・ベザン会長に支援を得た縁で知り合い、ベザン会長はその後和田さんの地元、寺町の雰囲気を気に入り開催協力を依頼。和田さんは大覚寺の前で翁草園琴浦窯を開いているので知り合いの寺に協力を求め、フランスの現代画家60人・110点の作品と日本の画家50人・60点の作品が大覚寺、全昌寺、法園寺の講堂で展示される事になったそうです。
お天気もよく、眼福&満腹の時を過ごせました(^v^)またお寺のご協力があればお茶会を開催するそうなので楽しみにまってま~す。

katotinkatotin

生まれてからずっ~と尼崎人。
旦那さんと小5の娘の3人暮らしです。
毎日のように北部と南部を自転車で往復し、、
時々新しいお店を見つけて寄り道するのが大好きです。
ママ感覚で尼崎のいいところや楽しい事をたくさんお伝え出来たらと思っています。
どうぞ宜しくお願いします。